口唇ヘルペスはどうやってうつるの?どうして再発するの?
2017/06/06
唇に痛みや痒みをともなう小さな水ぶくれができる、口唇ヘルペス。
口唇ヘルペスというと、「うつる」「再発する」というイメージを持つ方が多いですよね。
そこで今回は、この困った口唇ヘルペスについて、どうやってうつるのか?どうして再発するのか?に焦点を当てて見ていきたいと思います。
どうやってうつるの?
口唇ヘルペスは、原因である「単純ヘルペス1型」というウイルスに「接触」することで感染します。
「接触」には3つの種類があります。
それぞれについて詳しくみていきましょう。
1.直接的な接触
単純ヘルペス1型の感染経路で最も多いのが直接的な接触です。
直接的な接触とは、具体的には以下のようなものを指します。
感染者と…
・キスをする
・頬ずりをする
・食べ物や飲み物を口移しする
・オーラルセックスをする
感染者が…
・患部を触った手で他者に触れる
2.間接的な接触
間接的な接触とは、感染者が使ったタオル・グラスや食器・寝具などを共有することです。
それらの物を介してウイルスがうつります。
3.自家感染
単純ヘルペスウイルスには1型と2型があり、1型は口唇ヘルペスを、2型は性器ヘルペスを引き起こします。
ただし、1型は口唇にしか、2型は性器にしか感染しないわけではありません。
例えば、性器ヘルペスができている性器を触った手で唇にふれると、性器に感染しているウイルスが唇にうつって、口唇ヘルペスを引き起こすこともあります。
このような感染を自家感染と呼び、感染経路の一つとなっています。
どの感染経路であっても、感染しやすいのは症状が出ている時期です。
しかし、症状が出ていない時期でも、体内に潜伏している単純ヘルペス1型が唾液や粘膜に出てきていることもあり、感染の可能性がゼロではありません。
一度でも感染・発症したことがある人は注意が必要です。
どうして再発するの?
口唇ヘルペスが再発する理由は、口唇ヘルペスの原因である単純ヘルペス1型が、一度感染すると人間の神経内に隠れ潜む「潜伏感染」タイプのウイルスだからです。
潜伏した単純ヘルペス1型は普段は大人しくしていますが、ある要因によって体の免疫力が低下すると、活性化して再び口唇ヘルペスを引き起こします。
体の免疫力を低下させ、潜伏している単純ヘルペス1型を活性化させる要因は以下の通りです。
ヘルペケアなどのサプリメントで免疫力を上げる必要があります。
再発の原因で1番多いものです。
中でも、風邪をひいて発熱した後にみられる口唇ヘルペスは「風邪の華」と呼ばれ、広く知られています。
特定の医薬品、特に抗生物質の使用は免疫力の低下を引き起こし、口唇ヘルペスの原因になることがあります。
特に生理前・妊娠中・更年期にはホルモンバランスが大きく変化して免疫力が低下するため、口唇ヘルペスが起こりやすくなります。
過度のストレスを感じると、ホルモンバランスが崩れて免疫力の低下を引き起こします。
紫外線をたくさん浴びると、皮膚の免疫力が低下して、口唇ヘルペスが発症することがあります。
闘うためにはまず敵を知ることが大切です。
どうやってうつるのか?どうして再発するのか?を知ることは、感染や再発の防止にもつながります。
免疫力やリジン等含むヘルペケアのサプリなどでしっかりと理解して対策しておきましょう。
