口唇ヘルペスとは

すべてのヘルペスは性病なのか?性病のくくりは?

2017/07/09

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全てのヘルペスって性病なの?

ヘルペスには口唇ヘルペスと角膜ヘルペス、性器ヘルペスなどをいい、同じ種類のものとして帯状疱疹や水疱瘡があります。これら全てが種類は違いますがヘルペスウイルスによって引き起こされています。このようなヘルペスウイルスによる皮膚疾患が全て性病かというと答えはNOです。性病とされるのは性器ヘルペスだけであり、その他は性病ではなくウイルス性の皮膚疾患として扱われます。

性病はどのような病気をいうのか

性病は性行為でうつる病気のことをいいます。人から人にうつるので性感染症と呼ぶこともあります。性病にはクラミジア感染症、淋菌感染症、HIV感染症(エイズ)、性器ヘルペス、梅毒、コンジローマ、トリコモナス症などがあります。主に性器に原因菌がとりつき、性的関係を持つことによって他者に感染する疾患を指します。このような意味を持つことから、性器ヘルペスは性病の範疇となりますが、その他のヘルペスは性病ではありません。

 

性器ヘルペスは口唇ヘルペスからうつることもある

通常、性病といえば性器から性器へと感染するものがほとんどですが、ヘルペスの場合はちょっと異なります。ヘルペスの場合は口唇ヘルペスから性器へとうつることがあるという特徴があります。例えば口唇ヘルペスを発症している女性と関係を持った場合、オーラルセックスを行うことによって男性が性器ヘルペスを発症してしまうことがあります。このように、性器から性器といった性感染のルートだけではなく、口唇や角膜からも性器へとうつってしまうことがあるのがヘルペス疾患の特徴です。

 

性器ヘルペスの感染は20代が最も多い

性器ヘルペスの感染数を年代別にみると、20代が最も多く女性で16,000人前後(平成12~27年の累計数。以下同じ)、男性で8,000人前後となっています。その他30代では女性10,000人前後、男性8,000人前後、40代では女性5,000人前後、男性5,500人前後、50代で男女共4,000人前後となっています。20代女性に多い理由は性行為が多くなることや、月経によって体調に変化が生じやすいことなどが挙げられます。

 

性器ヘルペスを予防するためには

性器ヘルペスを予防するためには、まず不特定多数の人と性交渉を持たないことが大事になります。性器ヘルペスの症状が出ている人と性交渉を持つと、ほぼ100%と言っていいほどパートナーに感染してしまいます。よって、なるべく性器ヘルペスを持っていないと確信できる相手とだけ性交渉を持つということを徹底することが大事になります。更に、性器ヘルペスは一度かかると体の奥深くに侵入していつまでも住みつくという習性があります。なので、その増殖を促さないように体力及び免疫をいつも高く保つということも大事になります。特に月経前後はホルモンバランスの乱れによって免疫が低下しやすくなるので、体力や免疫維持に気を配るようにします。

 

性器ヘルペスを根絶させる薬はない

性器ヘルペスを治す薬として抗ウイルス剤がありますが、原因となるヘルペスウイルスを根絶させている訳ではありません。ヘルペスウイルスを死滅させるという作用はあるものの、ヘルペスウイルスは神経節の中に入り込んで身を守るという習性があるために、全てを根絶させるということはできません。クラミジアや淋菌感染症などは抗生剤によって確実に根絶させることができますが、性器ヘルペスは根絶させることができない性病だということを知っておく必要があります。よって、性行為をしなくても自分自身の体に生息しているヘルペスウイルスが増殖することによって症状が引き起こされることがあります。一度でも性器ヘルペスに感染したことがあるという場合には、ウイルスのキャリアになっているということを知ってく必要があります。

 

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