口唇ヘルペスの治療

帯状疱疹と口唇ヘルペスの違い

2017/06/06

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帯状疱疹と口唇ヘルペスは、どちらも痛みや痒みを伴う水ぶくれができる皮膚疾患です。
この2つは、症状がとても良く似ていることから混同されがちですが、れっきとした別の疾患です。
今回は、そんな帯状疱疹と口唇ヘルペスの違いについて見ていきたいと思います。

 

口唇ヘルペスと原因の違い

どちらも「ヘルペスウイルス」に感染することが原因で引き起こされます。
ただし、ヘルペスウイルスには非常に多くの種類があり、帯状疱疹と口唇ヘルペスでは原因となるヘルペスウイルスが異なります。

帯状疱疹の原因ウイルス…「水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)」

初感染では水ぼうそうを発症します。
一度感染するとそのまま体内に潜伏して、再発の際に帯状疱疹を発症します。

口唇ヘルペスの原因ウイルス…「単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)」

初感染では口唇ヘルペスの他、歯肉口内炎、咽頭炎などを引き起こすこともあります。
こちらも一度感染した後体内に潜伏して、再発を繰り返します。

 

口唇ヘルペスの症状の違い

どちらも痛みや痒みを伴う水ぶくれができますが、できる部位やでき方に違いがあります。

帯状疱疹の場合

頭、顔、胸、腹などの感覚神経のある部位に水ぶくれができます。
左右別々に広がる感覚神経に沿ってウイルスが移動するため、水ぶくれは左右どちらかに帯状にできます。
回復まで3週間~1ヶ月程かかります。

口唇ヘルペスの場合

唇に水ぶくれができます。
水ぶくれは数個集まってできたり、広範囲にできます。
回復まで10日~2ヶ月程かかります。

 

 

口唇ヘルペスとの感染力の違い

どちらも感染の可能性がありますが、感染力の強さに違いがあります。

帯状疱疹…感染力が弱い

ただし、以下の様な人は感染の可能性が比較的高めで、感染すると危険な場合があります。

水ぼうそうにかかったことがない、あるいは予防接種を打っていない人
HIVに感染している人
ステロイドを長期間内服している人
妊娠中の人
子供

口唇ヘルペス…感染力が強い

感染者とのキスやセックスなどの直接的な接触はもちろん、感染者が使った食器やタオルなどを介して間接的にも感染します。

 

口唇ヘルペスとの後遺症の違い

帯状疱疹…帯状疱疹後神経痛

水ぶくれが完治したにもかかわらず、痛みだけが3ヶ月以上続きます。
ウイルスにより傷ついた神経の回復が遅れることが原因です。

口唇ヘルペス…ほとんど見られません。

 

口唇ヘルペスと再発の違い

どちらも再発の可能性がありますが、再発のしやすさに違いがあります。

帯状疱疹…4%で再発

ほとんど見られませんが、近年では高齢者の再発が増えてきています。

口唇ヘルペス…非常に再発しやすい

発症者のほとんどが再発を繰り返します。

 

帯状疱疹と口唇ヘルペスが違う疾患であることがお分かりいただけたと思います。
違いを知ることは大切ですが、残念ながら原因ウイルスを自分で調べることはできませんし、症状の違いも素人の、特に初感染の場合には分かりにくいこともあります。
再発は起こさなければ大丈夫ですが、起きてしまうと継続してしまいます。しっかりと薬やサプリメントなどで体調を整えましょう。おすすめはヘルペケアです。
どちらか迷う時には素人判断ではなく、皮膚科を受診して確定診断をもらうことも大切です。
その後の回復をスムーズにするためにも「迷ったら病院」と頭に入れておきましょう。

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